Youはなにしに那覇空港へ?那覇空港「国際線ターミナル」
リニューアルした国際線ターミナルで快適な休日を。
空港って飛行機に乗るだけの場所?
飛行機に乗りに行くだけ、到着ロビーにお迎えに行くだけじゃもったいない。空港の魅力と、過ごし方。おすすめスポットをお伝えします。
空港へは那覇市内から車で15分ほど。隣接する立体駐車場は1,2,3を合わせると約2500台駐車できます。(30分まで無料、30~60分まで350円、それ以降は30分ごと100円増し)全国各地の空港の中でも、アクセスのしやすさが抜群なのが那覇空港の魅力のひとつです。
国内線よりも国際線ロビーがおすすめ
国内線のロビーやレストラン街は、大量のお客さんや空港関係者でごった返していますが...、リニューアルした国際線まで来るとスペースの広さと利用客数(時間帯によりますが)の差が一目瞭然。床が広いので走り回っても大丈夫です。
国内線は、旅行客、出張者など、ギリギリで駆け込む人も多いせいか慌ただしさが否めませんが、国際線はチェックイン時間も余分に設定されているせいか、ゆったりした時間が流れています。ゆとりがあるのって大切です。
YUINICHI St(ユイニチ ストリート)
2019年3月に国内線と国際線とをつなぐ連結ターミナルがオープン。
〜2階には「日本ブランドと沖縄プレミアム」をコンセプトとした『YUINICHI STREET(ユイニチ ストリート)』が誕生し、お土産から日用品、家電製品まで様々な商品をご購入頂けます。3~4階には飲食店がOPENし、滑走路を見ながらお食事頂ける空港ならではの時間をお過ごし頂けます。〜(那覇空港オフィシャルページより抜粋)
そのコンセプト通り、沖縄初出店のお店や選びぬかれた上等な商品とお店が並んでいて、見ているだけでもワクワクします。自分へのご褒美、家族への大切な贈り物を選ぶのにも最適です。
子連れ、バリアフリーへの配慮が抜群
建物内は基本バリアフリー。ベビーカーでの散策も安全です。授乳室には給湯器やおむつ専用ボックスも完備。
ちなみに補助犬用トイレ、祈祷スペースなどの設備もあります。どんな人も受け入れる懐の広さを感じます。
子どもたちが興味を持ちそうな場所
国際線の見学者デッキは4階にあります。飛行機のエンジン音やオイルの匂いが伝わってきて「ああ、飛行場にいるんだな」と感じられるスペースですが、昼間は日差しがまっすぐに当たってとても暑いです。
そんなときには3階にある吹き抜けの「ふくぎホール」からの眺めがおすすめです。国内外の機体が駐機していたり、タイミングがよければ離発着する機体を見ることができます。涼しくて広くて快適〜。
2階フロアにゲームコーナー、ガチャガチャコーナーが揃っています(子どもより大人が夢中になっちゃう品揃え…)
おなかがすいたら
ファストフード、レストラン、カフェ、スイーツショップ。13店舗から選べます。フードコートが併設されているので子連れでの食事もスムーズです。
開放感があって、それぞれが好きなものを選んで食べられるので、大人も子どもお腹も満足できることうけあいです。
ピンクベリーのフローズンヨーグルト(S)360円+税
お昼寝スポット
ターミナルを端から端まで横断すると、約300〜400m(歩数にして1000歩ほど)歩くことになります。軽い運動のあとには、数10分のショートナップが欲しくなります。そんな時に「ここ」とこっそり教えたいのが国際線ビル3階の「和食と沖縄料理 あだん」さんの目の前にあるベンチ郡。
見学者デッキに向かう時に見つけたスペースなのですが、空港のスタッフさんたちが軽食を食べたり、軽い休憩に使うのに最適な場所のようで、みなさんそれぞれにゆったり過ごしていて、つられて私もうとうと...。
何時まで開いてるの?
22時に閉まります。深夜便が発着しているので飛行機に乗る人たちは搭乗時間まで館内のベンチで各々過ごしていますが、基本的に「22時で閉館ですよー」と警備さんから声かけられます。
各店舗も20時から21時には閉店します。夕飯を食べるなら19時半までに入店するのがおすすめです。各店舗ごとにラストオーダーが違うので那覇空港のホームページで事前にチェックしてみてくださいね。
Meは何しに空港へ?
旅行の出発前に立ち寄る空港での時間て、とても慌ただしい。飛行機のチェックイン、おみやげを買って、自分たちも食事をとって、トイレを済ませたり子供の飲み物や食べ物を準備したりして、手荷物検査を受けたら、搭乗口〜機内へ。帰りの便も同じように、機内から降りて、荷物を受け取って、ほっとしたら駐車場に停めておいた車で帰宅。空港でゆったり過ごす時間て、なかなかないですよね。
私は自称「空港大好き」人間なので、国内外とわず、用事がなくても空港に行って楽しむのが好きです。同じコンビニ飯を買うなら「空港に着いてから」。コーヒーが飲みたくなったら「空港にも同じお店があるから」と、市内でも済む用事をぐっとこらえて空港までたどり着きます。
「さあ!これから新しい旅が始まるぞ」「思いっきり遊んできたから、明日からまたいい仕事をしよう!」という気持ちになって、ニュートラルにギアチェンジできる、そういう大切な場所です。
今回、空港を撮影したり、お店の方から話しを伺う中で、「自分が子どもの目線だったら何を使って遊ぼうかな」「この柱の向こうに何があるのかな?」「思いっきり走ったりはしゃいだりしても、空港ならみんな笑って許してくれるかな」と、度に出る前のワクワクするこどもの気持ちを味わいました。
ショッピングモールではしゃいだり走ったりすると、よその大人たちの目線が気になって「おとなしくしてなさい」「走ったらだめ」って言いたくなりそうですが、空港ってそもそもみんな浮足立っている場所なので、いい大人がはしゃいでしまう場所でこどもがはしゃいでもみんな笑って受け止めてくれるような気がするのです(やり過ぎたら注意されますが)。
「明日、みんなで飛行機見に行こうか」と家族で連れ立ってでかけて、飛行機見たり、出発するお客さんたちを眺めたりして、お腹が空いたらフードコートでご飯を食べて、大人も子どももちょっと上質なご褒美を1個ずつ買ったりして、ニコニコしながら車で家に帰る。
「今日は空港で遊んで楽しかったね〜」って寝る前に家族で話して、上機嫌で眠りにつけたらうれしいな。そんな気持ちで書きました。まだまだ私も知らない那覇空港の魅力があるはずです。ぜひ「ここも美味しいよ」「ここおもしろいよ」という場所を見つけたら教えてくださいね。
甲田智恵 @chiekodacom