「アルトピアーノ」ライトな見た目を超えるキャンパーとしての高資質
トヨタの正規ディーラーであるトヨタカローラ横浜が製作・販売する「アルトピアーノ」は、1500ccのガソリンエンジンを搭載した大ヒット商用バン、タウンエースベースのライトキャンパーです(※)。
今回は、見た目の普通さからは分からない、アルトピアーノのキャンパーとしての資質の高さについてご紹介します。
※ ベース車両の違いについて
アルトピアーノには、タウンエースベースのものと、兄弟車であるライトエースをベースにしたものも存在しますが、これはタウンエースがカローラ店、ライトエースがネッツ店といった販売チャンネルだけの違いで、車両としてはエンブレム以外一切違いはありません。
アルトピアーノを製作・販売するトヨタカローラ横浜とネッツ横浜・ネッツ湘南は、「KTグループ(旧神奈川トヨタ)」が運営する同グループディーラーであり、実際の製作を担っているのも同じくKTグループのジェームズ相模原です。
普段使いでも違和感のない「普通さ」
アルトピアーノはタウンエースをベース車にしており、軽キャンパーより少し大きくハイエースクラスよりもコンパクトな絶妙な「ちょうど良い」サイズのボディが特徴です。
見た目は、ハイルーフ化やシェル搭載等の外見的特徴のない、ごく普通の商用バンのため取り回しが良く1900mmを切る全高は機械式駐車場の利用も可能なため日常の使用でも違和感がありません。
さらに、特殊用途車両登録(8ナンバー)をしないため、ナンバーを見てもキャンピングカーとは分かりません。
普通の外見に似つかわしくない「キャンパー資質」
コンパクトで商用バンと見分けがつかない普通の外見とは裏腹に、アルトピアーノの車内には数多くのキャンパー仕様・装備が組み込まれています。
ベッド展開可能なREVOシート
後席部分には、2名就寝ベッドに展開可能な「REVOシート」が装備されています。
このシートは、2列目シートの背もたれを移動する事で、前向き・後向きに着座する事ができる上、対面対座シートにした場合にはシート間にテーブルを固定する事が可能で、食事やお茶はもちろん、テレワーク時の作業にも利用可能です。
さらにREVOシートは、背面を寝かせる事で完全なフルフラットベッドに展開する事ができます。
ミニバン等の通常シート座面を連続させただけの疑似的なフルフラットとは違い、全く凹凸のない完全なフラットベッドは、就寝による疲労の回復の度合いが全く異なります。
しかもシートの向きの変更やフルフラットベッドの展開は非常に簡単ですので、大人2名が余裕をもって就寝できる広さをすぐに確保する事が可能です。
電装系強化で家電利用シーンが大幅アップ
アルトピアーノのサブバッテリーシステムは、疑似正弦波500Wを基本としていますが、さらにこれを強化するための、正弦波1500Wインバーターと外部電源(接続・充電)のオプション設定が用意されています。
正弦波1500Wインバーターを装備する事で、AC100Vコンセントからの給電により1200~1300W程度の家電を使用する事ができ、さらに外部電源から電力供給を受ける事でサブバッテリーの充電切れを心配せずに家電を思い切り使用する事ができます。
さらに、シンク(給排水タンク)、冷凍冷蔵庫、4連排気ファン、室内灯等のオプションも用意されており、これらの装備を自由に組合わせる事で車中泊仕様から1500Wインバーター+外部電源で家電製品の導入が可能なハイスペック仕様まで、それぞれのキャンプスタイルに合わせたオプションをチョイスする事が可能です。
アルトピアーノで気軽に車中泊に出かけよう
アルトピアーノの最大の特徴は、そのさりげないスタイルと、外見からは分からないキャンパーとしての素質の高さではないかと思います。
特にシート展開でフルフラットになるREVOシートは車内泊を想定したしっかりとした作りで数日間の連泊でも腰への負担は少ないと言えます。
さらに電装系を強化して置けば、オートキャンプ場やRCパークはもちろん、道の駅などでの簡易的な就寝時でも家電を使った快適な車中泊が可能になります。
車内で暖かい食事や飲み物を摂れるだけでも楽しいものです。アルトピアーノで気軽に車中泊に出かけませんか?
この記事を書いた人
記事提供:喜田 宗彦
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